私たちは、"子どもを感染症から守りたい"という
ワンイシューのもとに集まりました。
どんな思いで会に参加しているか、
私たちの声の一部を紹介します。(2025年10月更新)

​新型コロナウイルスが2類感染症に分類され、特にデルタ株が猛威を振るっていた時期、社会全体で「何とか防ごう」と皆が警戒していたと思います。しかし分類が5類に変わると、人々の警戒心は次第に薄れていきました。私自身も「このまま収束に向かうのだろう」と漠然と考えていました。
​そんな折、旧友から連絡があり、「どうやらコロナ後遺症になってしまい、簡単な計算も困難になった。仕事で必要な長文を書くことも難しい」と打ち明けられ、大きな衝撃を受けました。
​それから後遺症について情報を集めるうち、たとえオミクロン株に変異し、感染症法上の分類が5類になったとしても、誰もが感染することで後遺症や罹患後合併症を負うリスクがあることを知りました。子どもを含め、多くの方が後遺症で苦しんでいる現実も。
​特に、子どもには服用できる特効薬がまだないにもかかわらず、感染拡大を防ぐ社会全体の意識は薄れつつあります。
​無防備な感染により後遺症で苦しむ子どもをこれ以上増やさないために、感染症がまん延しにくい社会になることを望みます。

longCOVID-19に苦しむ家庭、ハイリスク家庭にとって新型コロナウイルスはまだまだ二度と感染したくない恐ろしい病気です。健康な人も他人事ではありません。
コロナも明けて、マスクを外して、まだ怖がってるの?…感染に気を付けたい家庭はこの様な言葉に肩身の狭い生活をしています。
何も全員一律マスクして過ごしましょうなんて思っていません。感染が流行った時、体調が悪い時、このように行動しましょう、気を付けましょうと子供の環境でもしっかり周知され、一人一人が自分や周りを守れる行動を取れるようになったら良いなと思っています。
大人がそんな環境を作ってあげたいです。
病気をうつしうつされ“お互い様”ではなく、自分も周りも互いに守る“お互い様”であって欲しいなと願います。

元々家族が基礎疾患を持っているので、感染には気をつけていたのですが、5類になってから新型コロナ感染し、後遺症になってしまいました。
小さい子供がいると、子供自身が気をつけていても周りの協力がなければ貰ってしまうし、感染を防ぎきれません。それで後遺症もひどい時は寝たきりになってしまいます。
このような恐ろしい病気がまるでただの風邪かのように言われて、とても感染しやすい状況にあり、予防を呼びかける人が少なくなってしまったことは、恐ろしい時代になったと思っています。

新型コロナが2類の頃、子の学校生活は何かと制限の多い日々でした。この状況が続いてほしいとは思わないし、我が子にずっとマスク生活をしてほしいとも思いません。
しかし、2類から5類に変わって制限がなくなったのは良いけれど、感染対策まで学校ではされなくなってしまいました。5類以降は毎年何かの感染症の流行に巻き込まれ、長いと1週間学校を休まざるを得なかったり、治っては休んでを繰り返した時期もあります。
行事のセーブやいつでもどこでもマスクといった、子どもたちに負担のある対策は無理があると思います。ですが、せめて空気清浄機や換気の機械を積極的に導入して、感染しにくい環境を子どもたちに保証してあげたいです。

大々的にマスクは個人の判断とされて以降、まるでコロナ禍は終わったような雰囲気に流される人が増え、常に様々な感染症が流行る世の中になってしまいました。
私の息子達も既に何度も感染しているため後遺症への不安や心配でいっぱいです。
子どもを感染症から守る会の代表である阿部さんが適宜にマスク着用を訴えてらっしゃるのを拝見し、個人の判断が尊重される今の時代に合った実現しやすい戦略だと感じました。

子供達を度重なる感染や後遺症から守るため、各学校への空気清浄機の設置や、流行時のマスクの着用、混雑時の電車でのマスク着用等、正しい公衆衛生が守られる世界に近づけるよう訴えつつ子供達の環境を守って行きたいです。

新型コロナウイルス感染症がとても厄介だと思う所に、罹患者が子どもや若年者であっても、病原体が体内に長く残るということです。
実際に我が子は罹患してから二年、腹痛等の軽微な体調不良が続き通院しながら登校していますが、当然新型コロナ後遺症との診断は下されず、本人をサポートできるのは母親だけという状況です。登校はできているけれど、常にどこかしら体調不良。大きなイベントの疲れに耐えられず欠席。適宜感染対策も呼びかけられなくなった中での再感染のリスクに常に向き合い疲弊、このまま小学生時代は終わるものと思います。
どうか子どもの集まる学校、保育園や幼稚園にて流行期の周知の実施と、マスク着用を含む適切な感染対策を推奨し、現場や保護者に理解を得る、念を押す、ということをして頂き、国単位でこの厄介な感染症から子どもを守って頂きたいと切に願います

『コロナ明け』という言葉に象徴されるように、新型コロナウイルス感染症の5類移行が、感染対策をしなくてもよくなったかのように報道され、広く受け止められていることに強く危機感を感じています。
子どもたちの過ごす環境はコロナ前とほぼ変わらず、感染対策をやめてしまった結果、様々な感染症が年間を通して流行するようになり、出席停止も学級閉鎖も当たり前となってしまいました。感染症は人から人へ伝わるものであり、社会として対策に取り組むものであるはずなのに、『個人の判断』という言葉によって分断され、その意識がなくなってしまっているように思います。
せめて、予防のための効果的なワクチンを誰でも安全に接種できたり、適切に医療に繋がり安価に治療を受けられるようになり、誰にとっても軽症で済む病気となるまでは、社会として対策を取るべきではないでしょうか。個人の判断に任せるのであれば、判断のための情報提供や公衆衛生に関する教育を、十分に普及させるべきではないでしょうか。運に任せるしかない状況を少しでも変えたいです。

まず最初に、コロナは終わっていません。コロナ死累計は15万5千人. 5類移行後の死者67,424人,今年にはいって4月までの死者13,582人.後遺症は推定数百万人. コロナは終息していません。
新型コロナウイルスについての問題は誰にでも起こり得ます。ロシアンルーレットでその時どういった症状が出るかも多種多様です。再感染する度に後遺症のリスク、重症化のリスクは上がり続けます。現在医療体制、検査体制、使用できる薬の状況、処方状況をみるとまだまだ安心出来るモノでもありません。そんな中子どもたちの置かれている状況(マスク剥がし、空気環境の悪さ)は年々ひどくなるばかりです。だからこそ、これらが改善されるまで訴え続けます。