私たちは、"子どもを感染症から守りたい"という
ワンイシューのもとに集まりました。
どんな思いで会に参加しているか、
私たちの声の一部を紹介します。

過剰な感染対策がしたいわけじゃない。ただ普通に楽しく、安全に学校に通ってもらいたいだけ。 だけど今は冬の感染症シーズンではなくても度重なる学級閉鎖、行事の延期や中止。当たり前の事を当たり前に行う事すら難しい。
子供に負担を強いるのではなく、大人が考え協力し、感染症に強い学校、貴重な青春を奪わずに済む環境を与えたい。 感染により長期的に苦しむ子も減らしたい。感染対策したい子もそうでない子もそして先生も安心して心地よく過ごせる学校にする為に。そんな思いで参加しました。

子どもは国の宝。 私達親にとっては「唯一無二のかけがえのない命」です。
コロナ禍になって世の中は一変し「三密の回避」「マスク推奨」「換気対策」がなされ、飲食店等では換気設備の導入が図られましたが、一番守られるべき子ども達の学校や幼稚園、保育園では換気設備が整う事無く、5類へと緩和されてしまいました。
子ども達が置かれている環境は小さな教室に30人以上いる状態で、まさに過密な環境です。 そして5類になっても、新型コロナの非常に強い感染力や病原性は変わっていません。
学校や幼稚園、保育園にもしっかりとした換気設備を整え、子ども達が安心して過ごせる環境作りを目指していきたいです。

「子どもを感染症から守る」という姿勢に共感して入会しました。
周りと話していても、感染対策について考え方の違いが増え、中には新型コロナウィルスはデマだという方も周りにいます。時間が経てば新型コロナについての研究が進み、予防手段が増えて、感染を警戒する生活は少しずつ緩和できるかもしれないと考えていましたが、今はその真逆に進んでいると感じます。
私は健康で安心した生活を子どもたちと送りたいだけなのに、適宜マスクや換気など基本的な感染対策の意識がうすくなってしまった学校へ行くとなると、感染率はグッと上がります。公共の教育施設をはじめ、みんなが利用する場所の感染対策が進むことを切望しています。

2020年を境に世界が一変してしまいました。新型コロナウイルスはただの風邪ではなく、全身性疾患であり、様々な影響を身体に及ぼすことがわかってきています。そんな中で、理由も曖昧なまま5類化となり、保育や教育の現場でも判断が分かれる状態となっており、子どもの健康が脅かされる心配が尽きません。
ですが、“常に”“全ての人”にマスクなどの感染対策をお願いしたいのではありません。誰もがTPOや感染状況に合わせた「正しい判断」ができるよう、新型コロナウイルスのような定点把握対象の感染症は、きちんと警報基準を設け、その時々に合った対応ができる社会にしていきたいです。

新型コロナの5類化や、子どもに関わる職場の多忙さによって、教育現場の感染症対策に揺り戻しが起きていることを心配しています。
多様な子どもたちが共に学び、活動する場としては、学校の環境はまだまだ整備が進んでいません。
また、教職員は日々の業務に忙殺されて、感染症や後遺症への知識のアップデートが進んでいません。一方「コロナは明けた」というイメージが浸透して、校内の感染症対策や状況判断が甘くなり、学級閉鎖の連鎖が増えています。
感染症に強い教育環境への取り組みは、多様な子どもたちの人権を守るだけでなく、教職員の働く環境を改善することにもつながると私は考えます。子どもたちの未来の健康と共生社会のために、声を上げます。

新型コロナが5類となり、マスクの推奨がなされなくなるなど、学校での感染対策の緩和が進みましたが、その後、運動会や文化祭、修学旅行の後に、学級閉鎖があったり、100人規模のクラスターが起きたことは、報道もされました。
学校からは、「コロナは収まりました」「気にしなくてよくなりました」などと、 言われますが、依然新型コロナは感染力が高く、罹患時は軽症でも、その後の長びく後遺症が問題となっています。登校できないほど、後遺症で体調が悪くなっている子どもたちもいます。そんな中、新型コロナだけでなく、いろいろな感染症にかかりにくいような環境を作るために、周りの大人ができることはまだあるのではないかと思い、こちらの会に参加させていただきたいと思いました。

受験生を持つ親です。コロナの5類化以降、学校の感染対策が急に緩和され、今年は各地の学校で閉鎖が相次いでいます。地域でコロナやインフルエンザなどが流行っていても、対策を強化する様子もほとんど見られません。
この状況で無事に受験できるのか、不安を抱えている生徒や保護者は多いと思います。登校することがリスクになるのではなく、安全に安心して学べる環境を少しでも早く整えてほしい、という気持ちで賛同しました。

新型コロナウイルスの登場で感染症対応、集団感染防止策への混乱がみられます。 特に新型コロナウイルス感染症5類化以降は教育現場でのインフルエンザ・新型コロナウイルスの流行に終わりが見えない状態になってしまっています。
こと新型コロナウイルス感染症に関してはまだ4年程度の事しか判っていません。
にも拘らず既に長引く後遺症、血管や各種臓器へ与えるダメージ等の研究報告が蓄積されてきており、急性期の症状だけで軽い風邪と判断するには時期尚早と思われます。
特に11歳以下においては、小児COVID-19関連多系統炎症性症候群(MIS-C)の報告も多数上がる中、 経口抗新型コロナウイルス薬の承認が未だなされておらず、小児の環境が整わないまま対策不十分な環境下で園・学校生活を送る事により新型コロナウイルスへの再感染を繰返す事への懸念が日々増している状況です。
このパンデミックを乗り越えるにあたり 子ども達が末長く健康で幸せに暮らしていけるよう 科学的見地に基づき衛生的で安全な保育・教育環境と楽しく充実した園・学校生活を両立させた環境が1日も早く整えられる事を強く望みます。
また、子ども達が幸せでいる為には周りの大人が健康である事も大切です。
少しずつでも良いので1人でも多くの人が健やかで楽しく充実して過ごせる環境を作って行きたい思いで参加致します。

「個人の判断」による感染対策と言いながら充分な判断材料や情報が与えられない環境となり、経験や感覚に基づく行動が増える事に不安を覚えていました。それでも教育現場では科学的な情報に基づく判断や活動がなされ社会の公衆衛生を導いていってくれるだろう、学問的判断としても教育的判断としても当然そうなるであろうと考えていました。ところが逆に学校が感染の最前線になり、子どもたちの健康や学校生活が損なわれていっている現状に大変驚き失望しています。
子どもを感染症から守る会には、そうした現状の問題点を詳らかにし、その上で様々な方向性を包摂した対策を講じて子どもを守っていこうという気概が溢れておりその基本方針に共感致しました。私もそこに参加させて頂く事で個人として感染症と闘うだけでなく、多くの子ども、ひいてはこの社会に暮らす人々の健康や命の安全に寄与できればと思っております。
この会の活動を通じて、少しでも多くの人に科学的な情報が伝わり状況に応じた適切な判断がなされていく事、そして長期的な影響が危ぶまれている感染症に未来ある子どもが晒され続けている状況が変わって行く事を期待しています。

コロナ禍が始まってから今年の5月までの感染対策が「過剰な感染対策」とされ、そのバックラッシュのように感染症全般に対する認識がおかしくなっていく中で、毎日薄氷を踏むような思いで子どもを学校に送り出しています。
子どもたちの生活に大きな制限を加えずに、できる限り感染のリスクを減らす方策があるのに、現在はその方策が十分にとられていません。感染をゼロにすることは無理であっても、合理的な範囲で最大限「感染症に強い環境」を整え、子どもたちの健康を守りたいと思います。

子どもたちが安心して学び、学校教育活動を予定通り行う。
今の学校では、こんな当たり前の事が出来ていません。
感染リスクが高いため、まるでロシアンルーレットをしているかのようで、毎日心配しながら送り出しています。
ゼロリスクを求めている訳ではありません。
ごく当たり前の感染対策をして欲しいだけです。